産後の膝痛について

- update更新日 : 2022年10月26日
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今日は産後の膝痛について書いてき痛いと思います。

当院には産後の膝痛を訴えてご来院される方も多くおられます。どのような事が産後の膝痛の原因になるのか?産後の膝痛のセルフケア、日常生活の仕方などどうすればいいかを私の考え方で説明していきたいと思います。

■なんで産後は膝が痛くなりやすいの?

・産後は抱っこして赤ちゃんをあやしたり、床から赤ちゃんを抱き上げる動作が多いので膝の前面の筋肉を過度に使いすぎます。

そういった動作の積み重ねが、強い筋疲労をおこし膝痛をだしたりします。

アキレス腱の硬さも膝の負担をさらに強めます。

・産後の負担がかかる前にも、妊娠中の歩き方による膝への負担も産後の膝痛に関わっています。

・こういった原因の他にも、骨盤の緩みのせいでアウターの筋肉(外側の筋肉)を使いすぎてしまう事も重なってきます。

妊娠、産後など関係なく元々の足の歪み(扁平足、外反母趾)なども上記の原因に重なって膝痛をだしたりします。

日常生活で気を付ける事は?

・その家庭環境によって制限できない場合もありますが、赤ちゃんをなるべく床に寝かせないようにする事です。

ベビーベッド、ハイローチェアがあれば優先的に使うようにして、なるべく低い所から赤ちゃんを抱え上げないようにするのが一番膝への負担を減らす近道です。

(高めな所に寝かせられないお部屋環境の場合は参考にならず申し訳ございません)

・抱っこしてあやす時などはスクワットのような感じで膝を曲げ伸ばしはしないようにしてください。

スクワットは産後の膝にはかなり負担をかけます。ダイエットとしてのスクワットも産後しばらくはやめた方がいいです。

・正座をする時は尾骨の下あたりにクッションを入れて膝に荷重がかかりすぎないようにしてください。

正座は膝の正常可動域以上に曲げられる力が加わり、関節が少し脱臼ぎみになった状態です。

膝に負担がかかった状態で正座をすると痛みをだしやすくなります。

クッションを入れる事でその負担が緩和できます。

・足組み、横座り、足を外側に崩した正座をしない。

こういった座り方は骨盤に歪み、緩みをだすので膝に負担がかかりやすくなりますのでやめておきましょう。

・骨盤ベルトをする

骨盤を締めておく事で筋肉が全体的に使いやすくなるので膝の負担が減ります。

・膝サポーターをつける

テーピングでもいいのですが、かぶれる可能性があるのと自分で貼る事が難しいので、サポーターをお勧めします。近所のドラッグストア等でも購入する事ができます。

・ヒールを履かない様にする

ヒールは足の歪みをだしやすいのと膝の前面の筋肉に負荷をかけやすいのでなるべく履かない方がいいです。

自分でできる膝痛ケア

 

・太ももの前面の筋肉、アキレス腱をストレッチする。

筋肉に負担がかかって硬くなっているのでストレッチして柔軟性をつけ、血流を良くしましょう。

アキレス腱は子供の時、体育でやってたような伸ばし方で大丈夫です。ただ反動はつけず持続的に10秒くらい伸ばしましょう。

回数は気にせず気がついた時にやりましょう。

立ったついでにクセづけてやるといいと思います。

 

太ももの前面の筋肉は、立った状態で片側の膝を曲げて、片方の手で足首辺りを持ってください。

片足立ちでバランスが悪いので、足首を持ってない方の手はどこかに捕まってください。

こちらも5秒から10秒くらい伸ばしてください。

・足裏をほぐす

妊娠中の歩き方などによって足の歪み(扁平足など)がでて、そこから膝に負担がかかる事も多くあります。

足裏をゴルフボールや青竹踏みなどで緩める事で足底のアーチができて膝への負担がへります。

こういった事を気をつけて生活してみてください。

当院は産後骨盤矯正専門院です。

水戸市や水戸市近郊(ひたちなか市、那珂市、鉾田市、東海村)で産後のお悩みなら、なぎ整体院にご相談ください。