産後の腰痛について
産後は骨盤の緩みと筋力が低下した状態になっているため腰痛、背部痛、骨盤痛などの痛みがでることが多くあります。産後の骨盤はゆるいために普通以上に筋肉にかかる負荷が大きくなるためです。
骨盤がゆるい事でコアの機能がうまく働かずアウターの筋肉を普通以上に使うようになります。どんな身体の動作でも最初に動き始めるのはインナーマッスルです。それがうまく働かないとアウターの筋肉で多くをすまそうとしてしまうため負荷が倍増します。
体幹がしっかりしていないため、初動作がうまくいかず外側の大きい筋肉でカバーするようになってしまうのです。それが抱っこ、歩行、授乳等の日常生活動作のなかで地味に蓄積していき、なかなか抜けない痛みに変わっていったりしてしまいます。
骨盤がゆるいと筋肉の負担だけでなく関節可動域にも影響がでます。関節、靭帯等にも負担が大きくかかってきます。
■ゆるい状態を実感する骨盤チェックの仕方
1 最初に立った状態で前屈、後屈、回旋、側屈がどれくらいできるかを確認します。肩の上げづらさ、しゃがんだ時の膝が痛さ、歩く感じ等でもいいです。
2 次に骨盤の横の股関節を左右から圧迫します。
3 その状態でまた前屈、後屈、回旋をチェックして動きやすくなっているか、膝が痛ければしゃがみ立ちで痛みが軽減するどうか、肩がつらければバンザイして肩が上がりやすいかどうか、歩きやすくなるか、等を確認します。
骨盤が緩んでいると圧迫する事で何もしてない状態より可働域がが広がります。
それで動きやすくなったり痛みが弱まったりすると骨盤がゆるみが身体の負担に関わっているという事です。
この緩い感じの状態で抱っこ、授乳、日常生活動作をしているために身体に普通以上の負担がかかりやすくなってきます。
■対処法
1 骨盤ベルトを着けて生活する。
2 インナーマッスルを鍛えるエクササイズをする。
3 それらが自分でできなければ専門院等で骨盤矯正を受けることをおすすめします。
■日常生活で気をつける事
1 立っている時や抱っこしている時はなるべくお腹を突き出さない
(骨盤を前傾させない。どちらかといえば後傾させる)
2 右手で何かを拾う、取るなどの動作の時は体側の足(右手をだしたなら左足)をだすようにする。
3 足組、横座り、足を外に崩した正座をしない
4 椅子に浅く座ってせなかを丸くしない
(お尻を深く入れて座る)
などを気をつけて生活してみてください。
当院は産後骨盤矯正専門院です。水戸市や水戸市近郊(ひたちなか市、那珂市、鉾田市、小美玉市、東海村)で産後のお悩みならなぎ整体院にご相談ください。