オスグッドについて
今日は成長期のお子様に多いオスグッドについて書いていきたいと思います。
++++オスグッドって何?++++
オスグッドとは正式名称はオスグッド・シュラッター病(症候群)と言います。
多くは成長期の10歳〜15歳くらいで、サッカー、バスケットボール、野球、バレーボール、陸上競技、テニスなどのキックやジャンプ、踏ん張り動作などが多いスポーツをやっている男の子に多く発症すると言われています。
強いジャンプ、キック、踏ん張り動作などで筋肉が付着している骨の部分が引っ張られ、その反復動作で局所的な負担が増し炎症を起こし痛みがでるといった状態になります。
状態としては膝のお皿の下あたりが腫れて骨が出張ってきます。
強い外力によって痛めるケガとは少し違うので、痛めた事がない人には伝わりにくい症状です。
++++オスグッドになった時の対処方法++++
・お皿の下が腫れてきて痛みがでてきだしたらとりあえず冷やします。
まず1日〜2日くらいは冷やしてみてください。
冷やして治る訳ではないのですがまず冷やすことで痛みが軽減できます。
・もし部活などをしていたらしばらくは休んでください。
それが一番無難なケアです。使いすぎによる過剰な負荷によって痛めているのでとにかく安静にしてください。
・日常生活で歩くなどでも痛かったらサポーターやテーピングをするといいいです。
テーピングは自分で貼るのは難しいので、お近くの整体院や接骨院等で貼ってもらうか貼り方を教えてもらってください
(その場でみてもわかりづらいので貼っているところを動画に撮らせてもらうことをおすすめします)
サポーターは簡単につけられるので手軽に負担がぬけていいです。
(オスグッドバンドというお皿の下辺りを締め付けるだけのものが特に簡単でいいです)
・太ももの前後ろの筋肉をよくストレッチするのもいいです。
太ももの前の筋肉が固くなっていると痛みやすいし、太もも後面の筋肉が固くても全面の筋肉を過剰に使いすぎるため痛みがぬけにくくなります。
とにかく一番は安静が回復の近道です。もし部活等を休めるのならしっかり回復するまで安静にする事が大切です。
+++当院のオスグッドの考え方+++
バスケット、サッカーなどのスポーツで過剰に負荷がかかる事で起こるとは思うのですが、同じ運動をしているのにオスグッドになる子とならない子がいます。
身体の硬い柔らかいでも負担のかかり方は変わってきますが、特に痛みをだす原因は扁平足や踏ん張る時の膝の向きがが大きく影響していると考えています。
オスグッドになっている子の膝の動きをみると、多くの子が競技中踏ん張った時に膝が足より内側に入って動いています。
(ニーイントゥーアウトと言われる状態です)
このように膝が内側に入る事で膝の筋肉が過剰にに伸ばされ強い負荷がかかり痛みだします。
立っている状態で膝のお皿が内側の方向にむいていたら歩行時に膝が内側に向いている可能性があります。
膝が内側に入るような歩き方をしていたり、もうすでにオスグッドになっているかたは膝のお皿が前方を向くように意識して歩行するといいです。
スポーツによる負担が痛みをだすきっかけではえりますが歩行による細かい負担が蓄積されて、それがサッカーや野球などの強い負荷によって痛みだすという状態になると当院では考えています。歩行は必ず意識しましょう。
青竹踏みやゴルフボールなどで足裏を柔らかくするのもいいです。
足裏を柔らかくして少しでもアーチができるようにする事で膝が内側に入る事を防ぎやすくなります。
膝の関節を曲げた時の膝裏の辺りの外側の方にコリコリした筋肉があります。
これば膝窩筋という筋肉で膝関節の初動の動きに働きます。
初動(動き始め)が上手くいかなくても膝に負担がかかってくるので、この筋肉を自分でほぐすのも良いです。
+++まとめ+++
オスグッドになったらまずシップかアイシングをする。
サポーターやテーピングなどをして日常生活の負担を減らす。
太もも周辺のストレッチや膝裏、足裏のマッサージをする。
歩行で膝が正面に向くように意識をして歩く。
水戸市や水戸市近郊(ひたちなか市、那珂市、鉾田市、小美玉市、東海村)にお住まいでこのような事を注意してもなかなか痛みがとれない方は、なぎ整体院にご相談ください。
足元から調整して膝が内側に入りにくくする事で筋肉の負担がかかりにくい状態を作っていきます。